2011年06月29日

古美術商は軽妙洒脱

ご主人は唐突に
「柳里恭(りゅうりきょう)を知っているかね?」とおっしゃいました。
私は「知りません。誰ですか?」
ご主人は「知らないの?奈良に生まれて柳里恭を知らないの?」と実に驚かれたふうでした。
彼が描いたお軸を広げて見せて下さいました。


柳里恭とは澤柳沢 淇園(やなぎさわ きえん)江戸時代中期の文人画家、漢詩人。
博学にして多芸多才であり武芸百般に通じていた
大和國郡山藩の藩主だったそうです。

帽子のご相談に伺いますと
全く無教養な私におれやこれやと教えて下さいます。
奈良に生まれ育っているのだからそのくらいは知っておきなさい
という事だったのでしょう。

お話は京都での修業時代から、お店の正面に展示してある籔内佐斗司先生の作品へ。
軽妙にして洒脱…
古美術商の主の話術に、引き込まれていきます。

引き込まれすぎた結果か?
肝心の帽子の話が曖昧になってしまいました。
お好みでない帽子を作ってしまいました。
つまりは納品の日に「こんなんじゃない」という
悲劇とも喜劇ともとれる事が起こったのです。


後日、新たに作らせて頂くチャンスを頂きましたが
私は、最初の帽子もとてもお似合いだったと思っていますので
この場で発表させて頂きます。


DSCF0688.JPG


帽子もやっと日の目を見て、喜んでいることでしょう。




奈良屋古美術福田商店
http://www.terabayashi.net/syoten/naraya.html
東京美術倶楽部
http://www.toobi.co.jp/association/osaka.html
posted by Rika at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/46436277
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック