私の初代のお帽子の先生は男性でした。
木型やチップで作る型入れ帽子の魅力を教えてくれた人でした。
型入れ作業は相当な力仕事です。
変な姿勢で、フエルトを引っ張り、伸ばして汗だく。
フラフラになって頭痛になることもあります。
先生からは
「男の仕事だ」と言われた事もありました。
次のお帽子の先生は女性でした。
型入れ作業よりも、デザインや独創性を延ばしてくれた人でした。
ここ数年、女性物オーダーが多かったのですが、
今年は、紳士物のオーダーが復活し、腕が鳴る。。。。と言いましょうか
「きたな、men's。やるぞ!」
気合が入りました。
「men'sもできるんですが?」の声に
「私もともとmen's出身なんです」と答えました。
ごてごて飾らない、すっきりした中にも品がある、
そんな紳士帽子を目指しています。


